私はゴールドジムでトレーニングをしているのですが、職場や住居の引っ越しなどがあり、2年近く前から3つの店舗にプライベートロッカーを借りた状態になっています。状況によってはどれもが最もアクセスしやすい店舗になりうるので、とりあえずどのロッカーも解約しないままにしています。それに加えて長年履いていたシューズが壊れてしまったので、トレーニングシューズを一気に何足か購入することになりました。

今回はその時購入したトレーニングシューズの話です。実際に購入してからはもう結構な月日が経っていますが、購入の条件として念頭にあったのは主に次の4点でした。
  • 立派なシューズを買うのはもったいないので、安いこと
  • ロッカーやカバンにモノを詰め込むのは好きではないので、かさばらないこと
  • トレーニングシューズとして使用するので、接地感
  • いちおう、見た目
そして結局以下の3つの商品を購入しました。別に特殊なシューズを購入したわけではないのですがブログに書くことにします。

● MoonStar 学校の上履き / 27.0cm

shoes-school

安さ★★★★★
かさばらなさ★★★★★
接地感★★★★★
見た目★★

とりあえず何か買わなくてはということで近所のサミット(※)の2階で買ったのがこれです。そういえば大学生のころはこれを履いてトレーニングをしていた記憶があるのですが、久々に履いて驚愕しました。地面に吸い付くような素晴らしい接地感。子供の頃はこんな優れたものを当たり前のように履いていたなんて全く気付きませんでしたが、トレーニングシューズとしての性能はかなり良いと思います。こんな年になって子供用のズックを履くのはちょっとどうかという気もするので見た目の評価は星2つにしときますが、あまりの感触の良さに今では機能美を感じるようになってきました。値段は1,000円くらいです。

(※)サミットは関東圏にあるスーパーです。

● カックスシューズ / 26.5cm

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安さ★★★★★
かさばらなさ★★★★★
接地感★★★
見た目★★★

学校の上履きよりももっと見た目がマシなものはないかと思ってネットを検索したところ、「大人の上履き」なる商品があることを知りました。これなら大人が履いても恥ずかしくないと思って探してみたのですが、どこに売っているのか分かりません。「旦那と子供以外なら何でも売っている」と言われるオリンピック(※)でも見つけることができなかったのですが、そこで替わりに購入したのがこれです。「カックス」の意味は分かりませんが、このような作業靴はカックスシューズという名称で呼ばれているようです。底が薄くペラペラかと思いきや、意外とクッション性を感じる柔らい履き心地で、学校の上履きと比べると接地感は弱いように思います。値段はとても安く、1,000円以下です。

(※)オリンピックは関東圏にあるホームセンターみたいな店です。

● MoonStar 大人の上履き01 / 26.0cm

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安さ★★★★
かさばらなさ★★★
接地感★★
見た目★★★★

結局「大人の上履き」なる商品は実店舗ではどこに売っているのか分からなかったので、アマゾンで買いました。他と比較すると底が厚く、あまり接地感はありませんが、普通の上履きとして使うのであれば良い商品です。大人が履いても恥ずかしくないデザインということで、見た目に多めの星を付けておきます。ちなみにアマゾンのレビューでも指摘されていますが、この靴はサイズ設定がおかしくて、普通よりもプラス 1cm 以上大きく出来ています。私の靴のサイズは普通 27.0cm なのですが、最初 27.0cm を買ったところまるで巨人用の靴かと思うくらいブカブカで全く使い物にならず、26.0cm を買い直したらまあまあ丁度良いサイズでした。値段は2,000円くらいです。



● なぜに接地感?

今回、トレーニングシューズをレビューするにあたって4つの評価項目を用いました。その中で、安さ、かさばらなさ、見た目はトレーニングに直接関係するものではありませんが、唯一、接地感だけはトレーニングに直接関係する項目です。そこでなぜ接地感という項目がでてきたのかについて補足しておきます。

実はこの接地感という項目は全てのトレーニング種目で重要だというわけではありません。これが重要になるのは一部のトレーニング種目のみです。具体的には、スクワット、デッドリフト、スタンディングオーバーヘッドプレスなどの種目です。これらの種目は、動作中に自身の体を支えるうえでの接地点は床のみであり、足の裏のみで自身の体を支えなければいけないという特徴があります。

その時にシューズの底にクッションが存在すると、動作の安定性を低下させる要因となってしまいます。極端な例を挙げると、ベッドや布団の上でスクワットやデッドリフト、それにオーバーヘッドプレスをしたらと考えたらクッションのデメリットがはっきりとイメージできるのではないかと思います。普通にトレーニングを行う分にはクッションのあるシューズを履いたからといってそれ程影響は感じないと思いますが、こういった種目ではしっかりと接地感を確保できた方が望ましく、普通のスニーカーよりもクッション性がない底が固いシューズの方が適しています。



● 総評

この中で一番気に入っているのは学校の上履きです。見た目だけが少々玉にキズですが、今回の選択肢の中ではトレーニングシューズとして最も優れており、個人的に見た目以外の他の評価は満点です。私が最もよく行く店舗のロッカーにはこれを入れています。

カックスシューズもまあまあです。かさばりませんし、安いですし、それに大人用なのが良いです。

大人の上履きは、普通の上履きとしては申し分のない出来なのですが、トレーニングシューズとして使うとなると前者2つの方が優れていると思います。ただ、単純な見た目はこれが一番良いと思います。

ちなみに靴の底はこうなっています。左から学校の上履き、カックスシューズ、そして大人の上履きです。

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実際のところ、普通にトレーニングを行う分にはどんなシューズを履くかというのはあまり重要なポイントではないかもしれません。ただ、立派なシューズを買わなくてもトレーニングは十分満足にできるということで、現在私が使用しているシューズを紹介しました。