OneH

主にトレーニングとダイエットのブログ。それとプリンス。

「Thunder」は、1991年のアルバム「Diamonds And Pearls」のオープニングを飾るグレイト・ソングです。プリンス独特のぶ厚いマルチトラックのボーカルや、魔法のように次から次へと目まぐるしく湧き出てくるサウンドのアイデアに圧倒させられる凄まじい曲です。

私事で恐縮ですが、この曲は「たんだー」として、「だうんだうんのうた (Breakdown)」と未発表曲「びーまいみらー」に続く、我が家の第3のハッピーソングにしようと画策しています。

<うた>
たんだー、おーる つるーだないっ
ぷろみす とぅーすぃー じーざす いんだ もーにんらいっ
ていっく まい へんっ いるびおーらいっ
かもーん、せいう゛ょ そうるとぅないっ

・・・う〜う たんだー!

<訳>
それはまるで、夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

この計画は結構上手くいっていたのですが、最近はちょっとプリキュアに押され気味です。


この曲に関しては、Peach & Black Podcast の Captain という人の興奮したレビューが最高なので、以前も紹介しましたが再び載せることにします。リンクしたポッドキャストでは5分9秒頃からです。

Captain: それはそうとして、この曲については話すことが沢山あるよね。それを語るのは僕はやぶさかではないけどね。もちろんこの曲は、あのプリンスならではのマルチトラックボーカルで始まる。多分アルバム全体においても、プリンスのマルチトラックボーカルの凄さが最もよく分かる部分だと思う。もしもプリンスのマルチトラックボーカルの凄さを知らなかったとしたら、この曲を聴くといいよ。まさにこの1曲目で惜しみなく披露してくれているからね。続いてぶっといベースがあって、トライアングルが鳴って・・・

Toejam: トライアングル!

Captain: トライアングルね。これ鳴らすのスキル要るからね。そして25秒のところで、僕のお気に入りのパートになる。あの、「Partyman」のミックスのひとつで出てくるのと同じぶっといギターサウンドね。Musical Portrait って TV ドキュメンタリーで、「Partyman」に合わせてプリンスがベースギターを演奏しているのを見たことがあれば、それと同じやつだよ。同じやつ。

MC: へぇ、それは確認しなきゃ。

Captain: ああ、この曲は延々と語ってしまいそうだよ。続いて "Yeah, yeah, yeah" があって、あの "Ding, ding-ding-ding-ding-ding, ding, ding, ding" っていうメインリフになる。だけど、そのバックグラウンドでは別のシンセのリフが重なるんだ。

Toejam: ああ、そうだよね。

Captain: それも全く別のメロディでね。"Du-du-du-du-du-du-du-du..." って。これが凄く良いんだ。あ、僕は歌上手くないからね。それは指摘しなくていいよ。そして第1ヴァースでは、ウッドブロックみたいな音が出てくる。これはカウベルではなくってウッドブロックだと思う。

Toejam: ウッドブロック!

Captain: それが (ヘッドホンで聴くと) 右に左に散りばめられている。そして第2ヴァースでは、ヘッドホンで聴くと分かるんだけど、巨大なシンセ音が右に左にうねるように鳴り響く。そして90年代クラシックな歯切れいいピアノが鳴る。そしてこの曲のギターワーク。この曲のギターワークは、これまた素晴らしくキレが良いんだ。

それと、MC も言っていた "Only the children born out of me will remain" のところね。あそこは凄くクールなんだよ。なぜならば、意図的なのかどうかは分からないんだけど、プリンスはバックボーカルで、"will remain" を凄く短く歌うんだ。だけど、メインボーカルでは、ここを長く伸ばして歌ってるんだよ。聴くと分かるんだけど。意図的にやったのか、たまたまこんなトリッキーなことになったのかは分からないんだけど。

そして、3分41秒頃に大きなブレイクダウンがあって、ボーカルがバシッと決まる。そういえばプリンスは自分の声で、楽器としてベース音を出してるよね。"Hmmm" っていう低音が通して使われている。それも凄く格好良い。4分36秒からはギターソロで、リードシンセも重なって、それにバックグラウンドのシンセラインも良いよね。5分26秒からはパワーコードが始まって、頭がぶっとばされるような勢いになって、曲は終わる。グレイト・ソングだよね


Thunder all thru the night
Promise 2 see Jesus in the mornin' light
Take my hand, it'll be alright
C'mon and save your soul 2night
それはまるで、夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

Whoo thunder
Yeah yeah, thunder
Yeah yeah, thunder

Love, nobody know just how it was born
Love first came 2 me with the radio on
Jumped up in my body with an attitude
Kissed me on the mouth and said, "Your leader take me 2"
愛、それがどのように生まれたのかは誰も知らない
愛、それは僕のもとにラジオの音と共に訪れた
それは不敵な態度で僕の肉体に跳びかかり
僕に口づけをして言った - "あなたの指導者が私を遣わしたのです"

'Twas like thunder all thru the night
And the promise 2 see Jesus in the mornin' light
Love said, "Take my hand, it'll be alright
C'mon and save your soul 2night"
それはまるで、夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

Love's kiss was runnin' all thru my veins
The bed started shakin', I don't know who 2 blame
Me or this flower right in front of my eyes
Is this my sweet Savior or the devil in disguise?
愛の口づけは僕の体中の血管を駆け巡った
僕のベッドは揺れ出した、だが誰を責められようか
僕自身か、それとも眼前にあるこの花なのか
これは愛しい救世主か、それとも姿を偽った悪魔なのだろうか

'Twas like thunder all thru the night (Oh, all thru)
And the promise 2 see Jesus in the mornin' light
Love said, "Take my hand, it'll be alright
C'mon and save your soul 2night"
それはまるで、夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

Thunder
Yeah, yeah
Yeah yeah, thunder
Mmm (Thunder)

It was truly, truly like rain fallin' on a window pane
Tears came 2 my eyes when I asked her name
Made me holler when it finally came
Sayin', "Only the children born out of me will remain"
まるであたかも窓ガラスを流れ落ちる雨のように
彼女の名を尋ねた僕の目から涙が溢れた
遂にそれは現れ、僕は叫び声を上げた
"私から生まれた子供達だけが生き残るだろう"

'Twas like thunder all thru the night (Oh)
And the promise 2 see Jesus in the mornin' light
Love said, "Take my hand, it'll be alright
C'mon and save your soul 2night"
Whoo thunder
それはまるで、夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

We'll be alright
It was truly like thunder
Don't do it like that, do it like this
Ahh... ooh...
Thunder

It was truly, truly like thunder all thru the night (Thunder... yeah...)
Promise 2 see Jesus in the mornin' light (We'll be alright)
Take my hand, it'll be alright (It's gonna be alright)
C'mon and save your soul 2night
Whoo thunder (Thunder... yeah...)
Thunder {repeat}
それはまるで、まさしく夜通し轟き渡る雷鳴であり
朝の光の中にジーザスが現れる天啓のようだった
愛は言った - "私の手を取りなさい、心配は要りません"
"さあ、今夜あなたの魂を救うのです"

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「Extraordinary」は1999年のお蔵出しアルバム「The Vault... Old Friends 4 Sale」に収録されている曲です。古き良き音楽をベースにして、そこにプリンスの思いを込めて形にした、といった印象の曲で、系統としては先日取り上げた「Damn U」ともどこか似たものを感じさせます。ちなみに両曲は割と近い時期に作られており、「Damn U」は1992年1月、「Extraordinary」は1992年9月にベーシック録音がされています。また、「Extraordinary」は元々ロージー・ゲインズのソロプロジェクト用に書かれた曲で、彼女がボーカルを取ったバージョンも録音がされているらしいです。

さて、基本的な情報はこれくらいにしておきます。私はこの曲が大大大好きです。

この曲は何がそんなに違うのでしょうか?

・・・分かりません。

なぜ私はこの曲がこんなに好きなのでしょうか?

・・・分かりません。

いや、それは嘘です。本当は答えは分かっています。ただ上手く言葉にできないだけです。

People try 2 break us up
There were times a little rough
But we survived 'cos we had a love
人々は僕らを引き離そうとし
苦難の時も度々あった
だけど僕らは全てを乗り越えた
だって僕らには愛があったんだから

特にこのブリッジに入ってから曲が終わるまでの展開の美しさといったらありません。

段々畑とさよならしてミネアポリスまでやって来たマイテは、若いと誰からも心配されるけれども、「愛があるから 大丈夫なの」と気丈に振舞います。そして日が暮れ、ミネトンカの湖畔で夕波小波を眺める二人。

そんな情景が浮かび、胸がいっぱいになります。

少し違うものが混じっていますが気にしないことにします。私にとって、この曲はただのラブソングではありません。プリンスの特別な思いが刻まれた、とても大切な曲です。


この曲の雰囲気は、1960年代か70年代あたりの古き良き音楽を思い起こさせます。例えば作りがよく似ている曲に、ナタリー・コールの「Inseparable」(1975年) という曲があります。両者を聴き比べてみるのも面白いです。


Extraordinary
The love U make 2 me it's some kind of scary
I would be a fool 2 leave U 4 I was born 2 love U
This is true
格別の素晴らしさだよ
君が僕を愛してくれるということさ
何だか怖いと感じるくらいにね
僕は君から離れるなんて愚かなことはしない
だって僕は君を愛するために生まれたんだから
これは本当のことさ

Extraordinary
The way U make me feel
I'm so very glad it's real
And not a dream
Even though it seems I am dreaming
格別の素晴らしさだよ
君が僕をこんな気持ちにしてくれることさ
僕はとてもとても嬉しくなる
これが夢ではなくって現実だということに
まるで夢を見ているようにしか思えないのにね

People try 2 break us up
There were times a little rough
But we survived 'cos we had a love
人々は僕らを引き離そうとし
苦難の時も度々あった
だけど僕らは全てを乗り越えた
だって僕らには愛があったんだから

Extraordinary
I'd give the world 2 U
Each and every thing U do is so very nice
U make my clock tick 12 twice
Then disappear time and everything else
When U are near
Extraordinary
格別の素晴らしさだよ
僕は君に世界だってあげたい
君がしてくれることは何だってとても素敵さ
僕の時計は12時を2回刻むよ
そして時間も何もかも消し去ってしまう
君が僕の傍にいるとね
格別の素晴らしさだよ

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前回までの記事では、少し気分を変え、私の「プリンス・三大普通の曲」を紹介しました。

ここからは平常運転に戻り、再びプリンスの数々の「最高傑作」を取り上げることにします。再開まず一発目は「Arrogance」です。

ん、何かおかしなことを言っているでしょうか?

大丈夫ですね。続けます。


「Arrogance」は1992年のアルバム「o(+> / Symbol」に収録されています。アルバムでは「Damn U」の演奏を終えた後に、プリンスとレポーターの Vanessa Bartholomew とのやり取りから雪崩れ込むように曲が始まります。1分35秒ほどの短い曲ですが、この曲を皮切りに、アルバムは怒涛の展開でクライマックスと終焉に向かいます。

この曲の歌詞に出てくる "pimp rag, tootsie pop and a cane" という言葉は、当時プリンスがよくしていたファッションから出てきたもので、"pimp rag" は頭に巻いたバンダナ、"tootsie pop" はあちらのロリポップキャンディ、"cane" は杖を指します。そして曲のタイトルは "Arrogance" (傲慢、横柄、尊大) です。本当に最高な曲です (笑)。

arrogance-pimp-rag-tootsie-pop-and-a-cane

{Damn U を歌い終えて}
That one's dedicated 2 all the lovers
That was beautiful
今の曲は全ての恋人たちに捧げます
美しい歌だったわ

This one's dedicated 2 the whores
What U just...
次の曲はアバズレたちに捧げます
ちょっと何て・・・

Pimp rag (pimp rag) - Check!
Just once will U talk 2 me?
ピンプ・ラグ (ピンプ・ラグ)
チェック!
一度でいいからまともに私と話をしてくれない?

Tootsie pop (toosie pop) - Check!
Not at me, not around me, not through me?
トッツィー・ポップ (トッツィー・ポップ)
チェック!
一方的に話すのでなく、はぐらかすのでもなく、無視するのでもなく

Raise your cane (cane)
杖を掲げよ (杖を)

What do U believe in?
God
あなたは何を信じているの?


Who is your God?
U
あなたの神は誰なの?
君さ

Is this reality or just another facade?
それは本気で言っているの?
それともまた偽りの皮を被っているの?

Why are U so arrogant?
あなたはどうしてそんなに傲慢なの!

(There he is)
(There he is)
(There he is)

What make a man wanna rule the world?
(A double A double arrogance!) (U got it)
Make him man enough 2 say he 50-50 girl
(A double A double arrogance!) (U got it)
What make a man wanna curse and swear?
(A double A double arrogance!) (U got it)
Then blame it on heaven cuz he already there
人はなぜ世界を支配したがるのか
五分五分で女性だと言えるほどの男らしさを身に付けられるのか
人はなぜ粗暴な言葉で罵るのか
ならば責めるのは天国さ、彼は既にそっちにいるのだから

Pimp rag, tootsie pop and a cane!
ピンプ・ラグ、トッツィー・ポップにケイン!

What make a man wanna play guitar?
(A double A double arrogance!) (U got it)
Same thing that make him wanna be a star
(A double A double arrogance!) (U got it)
What make him wanna see his name in lights?
(A double A double arrogance!) (U got it)
It was the same thing that made Eve take the first bite
人はなぜギターを弾きたがるのか
それは人がスターになりたがるのと同じこと
人はなぜ己の名に脚光を求めるのか
それはイヴが禁断の果実を齧ったのと同じこと

Pimp rag, tootsie pop and a cane!
ピンプ・ラグ、トッツィー・ポップにケイン!

{Crowd noise in the background vocals}
(There he is - get him!)
(Don't make me get up)

Like a flame she came and I was no longer cold
That's a little shady
4 this lady was only 16 years old
彼女は炎のように達し、以来僕は凍えることがなくなった
それってまずいんじゃないかしら
彼女はまだ16才なのでしょう

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