OneH

主にトレーニングとダイエットのブログ。それとプリンス。

今年は「Originals」のリリースやモーリス・デイと The Time の来日があったことなどで、ブログ更新の大半は関連アーティストや関連アーティスト用の曲になっていました。この辺でそろそろ切り替えてプリンス本人用の曲に戻ろうと思うのですが、そのための前振りとして、もう1曲 The Time の曲を取り上げます。なぜこの曲なのかというと……それは次回のブログ記事で分かります。

「Donald Trump (Black Version)」はモーリス・デイのために書かれたロマンチック (?) な甘い曲です。当初収録予定であった「Corporate World」プロジェクトが取り下げられた後、この曲は The Time のアルバム「Pandemonium」(1990年) でオフィシャルに発表されました。それにしても「Donald Trump」とは知らない人が聞いたらびっくりするようなタイトルですが、この曲が書かれたのは現在の状況が予想だにできなかった1989年夏頃のことです。当時のドナルド・トランプのリッチでエゴが強く女性を惹き付ける力を持った人物像が、モーリス・デイのキャラクター像にぴったりだったことからこの曲ができたのだと思われます。

この曲ではブラックバージョンのドナルド・トランプと「緑の色 (お金)」に惹き付けられる女性が歌われます。奇しくも時を遡って1986年、プリンスは「Play In The Sunshine」で「緑の色」のために自分の元から「親友」が去ってしまったことを歌っています。続く歌詞で「The Walk」や「COOL」といった The Time の曲が出てくることから、この「親友」とはモーリスを指すことが想像できます。

Aah, pop goes the music when the big white rabbit begin 2 talk
And the color green will make your best friend leave ya (Walk)
It'll make them do the walk, but that's cool (That's cool)
Cuz one day (one day), every day (every day) will be a yellow day,
デカい白うさぎが語り出すと音楽がポンッと弾ける
緑の色が親友を去らせてしまう
奴らは "The Walk" をし始める - だけどそれで "COOL" さ
だっていつの日か毎日が黄色い日になるんだから

あと、和訳はどうしたらいいのか分からないのですが、最後の歌詞がとても可笑しいです。

My name is Morris, baby, and I dig U
And when I dig somebody
They stay dug
They stay dug, baby
I... I... I... I got what U need, baby

下は未発表の「The Corporate World」バージョンです。アレンジの感触がオフィシャルよりも少しタイトで、プリンスとモーリスのプロジェクトの曲という雰囲気がより強く出ています。

こちらは The Time の「Pandemonium」でリリースされたオフィシャルバージョンです。


Honey baby, U truly know it
U look good tryin' your best 2 show it
If I were U, I would
True love and affection, these are nice (So nice)
But when a money man walks in the room, girl, U look more than twice
U look once, U look twice
Can I rap 2 U, sugar, tonight?
ハニーベイビー、君はちゃんと知ってるね
素敵な自分を目一杯引き出して見せてる
俺が君だったとしてもそうするよ
本物の愛と愛情、そいつはいいものさ
けれども金のなる男が部屋に入る時
君は何度も目を向けるのさ
一度見て、それから二度見してね
シュガー、今宵は君に教えてあげる

Donald Trump, black version, maybe that's what U need
A man that fulfills your every wish, your every dream
Donald Trump, black version, come on, take a chance
A 1990's love affair, the real romance
ドナルド・トランプのブラックバージョン
君が必要としているのはそれなのかもよ
君の全ての願い、君の全ての夢を叶える男
ドナルド・トランプのブラックバージョン
さあチャンスへ踏み出してみなよ
1990年の熱い恋、本物のロマンスさ

Honey baby, U are the finest I have seen
And your disposition's so kind, U're never mean
Girl, U're 2 good 2 be true!
But last night when U were asleep, U slipped big time
I heard U, U said your favorite color was green
So guess what?
ハニーベイビー、君は今まで見た中で一番素敵だよ
それに君の気立ては優しさに溢れ、卑しさなんかどこにもない
君って娘はまるで夢物語だよ
だけど昨夜眠りの中でうっかり口を滑らせたね
君は緑のお金の色が好きって言っていたよ
つまりということはさ

Donald Trump, black version, maybe that's what U need
A man that fulfills your every wish, your every dream
Donald Trump, black version, come on, take a chance
A 1990's love affair, the real romance
ドナルド・トランプのブラックバージョン
君が必要としているのはそれなのかもよ
君の全ての願い、君の全ての夢を叶える男
ドナルド・トランプのブラックバージョン
さあチャンスへ踏み出してみなよ
1990年の熱い恋、本物のロマンスさ

Now look here, baby, I ain't tryin' 2 be 90-proof
But a super strong woman, she needs a super strong dude
いいかいベイビー、90プルーフってわけじゃないけど
スーパーストリングな女には、スーパーストロングな男が必要なのさ

Sweet words of love are helpful
But what goes a lot farther than that
A hundred dollar dinner at Adriano's
A brand new coat or a brand new hat
Yes, I can do this! (Donald Trump, black version)
甘い愛の言葉はいいものさ
だけどそれよりもずっとグッとくるものは
アドリアーノでの100ドルのディナーに
新しいコートと新しい帽子さ
もちろん俺は叶えてあげるよ!

Maybe that's what U need
(Come on, come on, take a chance)
A man that fulfills your every wish, your every dream
(I can fill U every dream, baby)
Donald Trump, black version
Come on, take a chance (U and me, baby)
And me!
A 1990's love affair (So many things)
The real romance (So many things)

Huh, I wanna buy U things (Diamonds and pearls)
(Maybe that's what U need)
Cuz I want all the other girls 2 bug
(A man that fulfills your every wish, your every dream)
My name is Morris, baby, and I dig U
And when I dig somebody (Donald Trump, black version)
They stay dug (Come on, take a chance)
They stay dug, baby (A 1990's love affair, the real romance)
I... I got what U need, baby (Come on, baby)
(Come on, take a chance)
君には色んな物を買ってあげたい
それで他の女の子達皆を妬かせるんだ
俺の名前はモーリスだよベイビー
俺は君を気に入ったよ
そして俺が誰かを気に入ったら
そいつは気に入られっぱなしなのさ
そいつは気に入られっぱなしなのさベイビー
俺には・・・俺には・・・君が望むものが揃ってるのさ

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「The Oak Tree」はモーリス・デイの1985年のファーストソロアルバム「Color Of Success」からのモーリス流ファンクなヒットシングルです (#65 Pop, #3 R&B)。

前回のブログ記事で取り上げたモーリスの本にはこの曲への印象的な言及があるので翻訳して紹介します。モーリスはコカインに溺れ、一時は破滅一歩手前の状態に陥りながらも、1985年にソロアルバム「Color Of Success」のリリースに漕ぎ着けます。以下は「Chapter 14 - What Color Is Success?」からです。

このレコードからは「The Oak Tree」というヒット曲が生まれた。これは「The Bird」に続いて生み出された、創造的なファンクに根付いたダンスで、より力強く成長し枝を広げるという、俺の未来への希望のメタファーだった。

プリンス: あのさ、今まで面と向かっては言ったことのないことを言うよ。僕はあの曲が気に入ってた。僕は君があのレコードを出したことを誇らしく思ったよ。

モーリス: そう言ってもらえると嬉しいね。俺にとって最高の言葉だよ。あの当時も風の噂でお前がそう感じていたと聞いたよ。だけど「The Oak Tree」がリリースされて話題になり始めると、お前はシーラ・Eとのステージで斧でオークの木を切り倒したじゃないか。お前らときたらやりやがったよな。

プリンス: あれは面白かっただろ。ユーモアは大切にしなきゃね、モーリス。僕が書いた「Pop Life」、あれには訓話的な意味が込められていたんだ。あれは君のことを歌ったのさ。君が心配だったからね。

モーリス: そう聞いたよ。俺は知ってたよ。「Pop Life」に出てくる鼻で吸い込んでるヤツは俺だって。俺は知ってたよ。お前が俺を救いたいと思っていたことも。それにお前にとって、歌がメッセージを届けるための唯一の手段だったってこともな。

オークの木を斧で切り倒したというのは、シーラ・Eの「Romance 1600」のビデオでの「A Love Bizarre」のパフォーマンスのことです。下のリンクで6分19秒頃から、プリンスはダンサーのジェロームらに「The Oak Tree」のダンスを踊るように言った後、オークの木を切り倒して木の脚を作るように命じます。そして皆で Wooden Leg のダンスを踊るというパフォーマンスをします (笑)。

また、「Pop Life」でプリンスがモーリスのことを歌っているのは第4ヴァースの次の箇所です。(過去記事: Pop Life)

What you putting in your nose?
Is that where all your money goes?
The river of addiction flows
You think it's hot, but there won't be any water
When the fire blows
鼻の中に何を入れてるんだい?
君のお金は全部そこに消えてくのかい?
依存症の川は流れゆく
熱さに気付いたかい?
でも火を吹いた時にはもう水は枯れてしまってるのさ



[Intro]
Morris, why are you having that tree cut down?
Because, it symbolizes something of great value to me
And I am going to have it put in my living room - do you mind?
Oh, what does it symbolize to you - Morris?
Baby, just relax a moment, and I will show you
(Not right now)
モーリス、どうしてその木を切ってるの?
俺にとって重要な価値を象徴するものだからさ
俺の家のリビングに置こうと思ってね
あら、あなたにとって何を象徴するものなの?
そう急くなよベイビー、見せてあげるから

All in a line from the worst to the best
When it comes to cutting a rug
I'll put you to the test
Ain't nobody better
Is what they're telling me
"Say, morris, what's that dance you're doing?"
Well i'm doing the Oak tree haha
最低から最高までのラインの中で
踊ることに関してさ
お前を試してやるよ
俺よりイケてる奴はいないと言われるよ
「ねえモーリス、その踊りは何ていうの?」
ああ俺がやってるのはオークツリーさ、ハハー

[Chorus]
(Oak Tree!) I'll put you to the test
(Oak Tree!) when it comes to dancing I'm the best
(Oak Tree!) Ready to debut
(Oak Tree!) Spread your branches, you know what to do
(オークツリー!) お前を試してやるよ
(オークツリー!) 踊りにかけちゃ一番は俺さ
(オークツリー!) デビューを飾るのさ
(オークツリー!) 枝をこう広げるのさ、分かるだろ

Dancing like a tree
See my branches never rest
It may sound kind of silly, girl
But I do it with finesse
You see, I never do the boogaloo
Or the chicken that ain't me
But you can bet your bottom dollar, girl
I can do the Oak Tree, look out
木のように踊るのさ
俺の枝葉は決して休まない
馬鹿げてると思うかい、ガール
だがこれには優雅な技巧を凝らしてるのさ
俺はブーガルーは踊らないし
それにチキンでもないのさ
だが最後のドルを賭けてくれたっていいぜ、ガール
俺はオークツリーを踊るのさ、見るんだ

[Chorus]
(Oak Tree!) I'll put you to the test
(Oak Tree!) when it comes to dancing I'm the best
(Oak Tree!) Ready to debut
(Oak Tree!) Spread your branches, you know what to do
(オークツリー!) お前を試してやるよ
(オークツリー!) 踊りにかけちゃ一番は俺さ
(オークツリー!) デビューを飾るのさ
(オークツリー!) 枝をこう広げるのさ、分かるだろ

Let me shake my leaves
(Hey, you guys, look, it is Morris dancing his
New dance)
(Oh, yeah, what is it called?)
(The Oak Tree, I saw him chopping down the
Tree this morning)

[Chorus]
(Oak Tree!) I'll put you to the test
(Oak Tree!) when it comes to dancing I'm the best
(Oak Tree!) Ready to debut
(Oak Tree!) Spread your branches, you know what to do
(オークツリー!) お前を試してやるよ
(オークツリー!) 踊りにかけちゃ一番は俺さ
(オークツリー!) デビューを飾るのさ
(オークツリー!) 枝をこう広げるのさ、分かるだろ

Working overtime
It's hard to be the best
Taking care of business, girl
And I will not settle for less
Tell me your name
You are looking kind of right
Slip into your red dress, girl
I am going to take you out tonight
We are going to do the
時間外も働くのさ
ビジネスには手塩をかけなきゃね
俺は中途半端では満足しないぜ
名前を教えてくれよ
君はなかなか良い感じだね
その赤いドレスに潜り込ませてくれ
今夜は君を連れて出掛けたいんだ
それで一緒に踊るのさ

[Chorus]
(Oak Tree!) I'll put you to the test
(Oak Tree!) when it comes to dancing I'm the best
(Oak Tree!) Ready to debut
(Oak Tree!) Spread your branches, you know what to do
(オークツリー!) お前を試してやるよ
(オークツリー!) 踊りにかけちゃ一番は俺さ
(オークツリー!) デビューを飾るのさ
(オークツリー!) 枝をこう広げるのさ、分かるだろ

Aah, okay
The perfect imposition, baby
You caught me dancing like a tree
It does not really matter, girl
You know you can't mess with me
Look out
オーケー
完璧な押し付けさ、ベイビー
俺が木のように踊るのを見たね
どっちだっていいのさ
俺の邪魔はさせないぜ
見るんだ

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モーリス・デイと David Ritz 著「On Time: A Princely Life In Funk」を Kindle と Audible で購入しました (Amazon.comAmazon.co.jp)。これは興味があれば絶対に買って損はない本です。6時間11分の Audible をながら聴きで一通り聴き終えたところで、印象に残ったことをいくつか書き残しておきます。

この本では、ハードカバー224ページ相当の文章に、モーリスの生まれや幼少の頃の話、キタ高 (North High) に通うモーリスがナカ高 (Central High) のランチルームで初めてプリンスを見たときのこと、The Time の話、Purple Rain、Graffiti Bridge、Rave/Musicology/3121 の時期の話、そして今に至るまでが要領良くまとめられています。また、これまで世に知られていなかったことも書かれています。例えばプリンスがワーナーとの契約を結ぶにあたって使ったデモテープはプリンス単独のものではなく Grand Central のテープだったこと、当初モーリスはビデオ撮影も担当しており、ローリング・ストーンズの前座事件もモーリスはその場にいてビデオ撮影をしていたことや、その他、面白い話、それに聴くのが少し辛い話、色々なことが書かれています。

この本は普通の自叙伝とは少し趣が変わっていて、モーリス・デイの一人語りではなく、ちょくちょくプリンスが登場させられて二人が会話をしながら話が進んでいきます。しかもさらにもう一人、映画のスクリーンで見せるエゴイスティックな性格を持つ MD というモーリスの別人格も出てきます。

また、Audible のナレーションはモーリス本人ではなく別の人が行っています。マイテの本のように本人がナレーションしてくれていたらとんでもなく素晴らしいオーディオブックになっていただろうと思う一方、そうなるとプリンスのセリフをモーリスが喋らなければいけないのでそれはちょっと難しいかもしれないなとも思います。また、ナレーションではプリンスはソフトな口調、MD は調子づいた口調と一応の語り分けはされていますが、はっきりと声色が変わるわけではないので、注意を払わないと誰が話しているのか分かりづらいです。ただし、ナレーション自体はとても聴き取りやすいです。


プリンスが登場するというのはどんな感じなのか、序章から一例を翻訳します。

モーリス: 俺に初めて「When Doves Cry」を聴かせた時のことを覚えてるかい?

プリンス: ああ、もちろんだよ。君はこう言ったね。
「俺に聴かせるならファンキーなやつ以外はよしてくれよ。それとそのハトの歌、もし出すつもりでいるなら、ベースを入れとけよ」

モーリス: そうさ。俺はお前に媚びへつらうことはしなかった。他の奴等はそうだったかもしれないが、俺は違った。

プリンス: 確かに君は僕に媚びへつらうことはしなかったね。だけどあのハトの歌、僕の最初のナンバーワンポップシングルになったけどね。

モーリス: 関係ないね。俺は今でもあれにはベースが必要だと思ってる。

周知の通り、「When Doves Cry」はプリンスの最初のナンバーワンヒットであるばかりか、1984年の年間最大のヒットシングルです。同時に常識を大きく逸脱した奇妙な曲であることも確かなのですが、こんなことを言ってのけられるのはモーリスくらいのものだなと思います。


その他、印象に残ったことを少しだけ紹介します。

1989年、「Corporate World」プロジェクトのためモーリスは初めてペイズリーパークを訪れ、プリンスと再会します。その中でマイケル・ジャクソンの話になり、マイケルからの「Bad」の共演依頼を断ったことに話が及びます。

俺は尋ねたよ。「何で共演を断ったんだ?」って。
「マイクがあの曲の最初の歌詞を見せてね、『Your butt is mine / お前のケツは俺のモノさ』ってやつ。マイクがあの歌詞を僕に歌うつもりだったのか、僕にあの歌詞を歌わせるつもりだったのか、わざわざ訊こうとも思わなかったけどね。どっちにしたって、あれはナシだよ。それに実際のところ僕は必要なかったんだ。あの曲は僕なしでもモンスターヒットになったからね」
「それで関係が悪くならないのかい?」
「なんで関係が悪くならきゃいけないんだい? ライバル意識もないしね (There is no rivalry)」
俺が眉をひそめるとプリンスは言った。
「眉を下げてくれよ。僕は、健全な競争とライバル関係の間にははっきり線を引いているんだ」
「その線引きはどこなんだい?」
誰かをライバルだと思うのは、自分が必要とし欲するものを、その誰かが持ってる場合だけなんだよ。僕は、自分が必要とし欲するものは全て自分で持ってる。羨む気持ちもない。あるのはただの称賛の念さ (No envy, just admiration)

プリンスがマイケルからの共演依頼を断った話については、過去にスーザン・ロジャースの回想インタビューをブログ記事にしています。


結局「Corporate World」プロジェクトは取り下げられ、The Time は替わりに「Pandemonium」で再結成を果たしますが、それも1プロジェクト限りでバンドは瓦解してしまいます。その一方で、プリンスは新バンド The New Power Generation の結成や、「Diamonds And Pearls」の制作と、相変わらずの異常なハイペースでどんどん次のフェーズに進んでいきました。その言及の中で、モーリスは「New Power Generation」の曲でドラムを叩かせてくれたことに対し、プリンスに感謝の言葉を述べています。私はあの曲のドラムがモーリスだとは知らなかったこともあり、この箇所はとても印象に残りました。

ちなみに、vault archivist の Michael Howe によると、「New Power Generation」の原型のような、おそらく当初は The Time のために書かれた「Bold Generation」なる曲が「1999 Super Deluxe Edition」に収録されるということです。今からリリースが楽しみです。


最後に驚いたことをもうひとつ書きます。「Purple Rain」と同じ1984年に発表された The Time のアルバム「Ice Cream Castle」、そのタイトルがジョニ・ミッチェルの「Both Sides, Now」の歌詞から取られていることを、モーリスは何と35年後の今になるまで知らなかったのだそうです (笑)。

Rows and flows of angel hair
And ice cream castles in the air
幾筋にも流れる天使の髮の毛
空に浮かぶアイスクリームの城

面白い話ではありますが、同時にいかに The Time というバンドの決定権をプリンス一人が握っており、モーリスはじめバンドメンバーはプリンスに従うしかない存在であったかを示す話でもあると思います。ちなみにもちろん想像通り、ジミー・ジャムとテリー・ルイスの解雇は本意ではなかったとモーリスは語っています。

以上、簡単な紹介文ですが、この本の面白さを感じ取ってもらえたらと思います。

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