OneH

主にトレーニングとダイエットのブログ。それとプリンス。

Bob George」を取り上げたらこの曲も取り上げます。「Sexy M.F.」は、1992年のアルバム「Love Symbol」に収録されている曲です。タイトルの "MF" とは、前回の「Bob George」で何度も発せられているあの言葉のことです。そのままではラジオプレイなどの検閲に引っ掛かるため、該当部分がプリンスのシャウトで置き換えられているクリーン・バージョンや、「Sexy Mutha」という寸止めバージョンもあったりします。

1992年当時、この曲は、その大胆なタイトルが話題になりました。雑誌では、"MF" とは最大の禁忌・侮蔑語であると紹介され、プリンスは非常にマズいタブーを破ったかのように騒がれた記憶があります。そういえば、昨年発売された現代思想の特集号でも、"MF" は単に「最大の忌避語」とだけ説明している記事があり、評論家とは未だにそんなことしか言えない人種なのか、と呆れました。とにかく、この曲がリリースされた当時の私は雑誌に書かれていることをそのまま鵜呑みにするしかありませんでしたが、曲を聴く限り、これが英語における最大の侮蔑表現だと言われても、どうにも腑に落ちない気持ちがありました。

今さら敢えて言うまでもないことですが、この曲での "MF" とは、素敵な女性に対する敬服や賛辞が込められた表現であり、侮蔑表現とは反対の意味合いを持って使われています。英語のスラングでは、"bad" が "very good" の意味になることがあるように、本来は悪い意味を持つ言葉が、逆にものすごく良い人・物を指して使われることがあります。この曲の "MF" も、それと同じように元の意味とは反対の意味で使われています。もちろんこれは非常によろしくない言葉であり、普通は使用を避けるべきですが、場合によっては思わず口元が緩んでしまうような面白い響きがあります。ちなみに、"Sexy M.F." は、NPG バンドメンバーでベースのリーヴァイ (Levi Seacer, Jr.) が面白がって言った言葉で、そこからこの曲が作られました。曲中のコーラスを歌っているのもリーヴァイらしいです。

また、"MF" という言葉は (それにしても前回の記事といい、何度この言葉が登場しているのでしょう…苦笑)、この曲でもそうであるように、基本的には文字通りの含みは持たない言葉です。ちなみに、コメディ映画の「Horrible Bosses / モンスター上司」では、それをネタに、この言葉がそのまま文字通りの意味で使われています。この映画では、それぞれが酷い上司に苦しめられている3人の人物が主人公として登場します。その3人が結束して、殺し屋コンサルタントに接触するシーンがあるのですが、こともあろうか、その殺し屋コンサルタントの名前が "MF ジョーンズ" なのです。

Nick: Are you a businessman?
あなたは "ビシネス" をやってるんだね?

'MF' Jones: Yeah. Motherfxxker Jones.
ああ。オレの名はMF・ジョーンズだ。

Dale: Your first name is "Motherfxxker"?
あなたのファーストネームは "MF"?

(略)

Dale: Cool name. Yeah. Is that, like, on your birth certificate, too?
イカした名前だね。それは、その、出生証明書にもそう記載されているのかな?

(略)

Nick: How'd you get the nickname Motherfxxker?
どうして "MF" なんて通り名で呼ばれるようになったんだい?

'MF' Jones: When I was a kid, I snuck into my mother's bedroom. She was sleeping on the bed. She had been drinking all night. Her skin was glistening. And then I snuck up behind her, and then I slipped my fingers... into her purse.
オレはガキの頃、母さんの寝室に忍び込んだんだ。母さんはベッドで眠っていた。母さんは一晩中酒を飲んでいたんだ。母さんの肌は艶めかしく光っていた。オレは母さんの背後に忍び寄った。そして、オレは指を滑り込ませたんだ・・・母さんの・・・財布に。

Kurt: Purse? He said "purse"
財布? 奴は "財布" って言ったよな。

'MF' Jones: I took her money, the whole week's pay. I really fucked her over. And that's how I got the name Motherfxxker Jones.
オレは母さんのカネを盗ったんだ。それは一週間分の給料だった。オレは母さんを本当に酷い目に合わせたんだ (fxxked over)。それからオレはMF・ジョーンズと呼ばれるようになったのさ。

Kurt: You know, they should call you Motherfxxker-Over Jones to avoid confusion, right?
それならば、誤解を避けるためにMF・オーバー・ジョーンズと呼ぶべきじゃないのかな?

'MF' Jones: What's the confusion?
(凄んで) それはどういう意味だ?


この曲の歌詞に目を向けると、タイトルから連想される内容とは裏腹に、プリンスは安直に女性に手を出すことはせず、肉体関係を持つ前に心で繋がることの大切さをとうとうと語ります。この曲を改めて聴きながら、マイテの本「The Most Beautiful」の Chapter 4 の最後の方に、素敵なエピソードがあったのを思い出しました。

それは1990年の12月、マイテが初めてミネアポリスに訪れたときのことです。マイテは衣装を着替え、初めてプリンスの目の前でダンスを踊ってみせます。それまでの人生で自分のみを意識して踊ってきたマイテは、このとき、初めて人のために踊るという気持ちになり、プリンスのために懸命に踊ります。踊りを終えたマイテは、プリンスの姿勢が微妙に変わったことに気付きます。ソファに座っていたプリンスは、いつのまにか、枕を膝の上に抱えていました。そしてマイテに "You should go change. / 着替えておいで" と言います。なぜプリンスは枕を抱えなければならなかったのか…、これ以上の説明はされませんが、マイテはちゃんと気付いていた、という心温まるエピソードです。


余談ですが、この曲は Diamonds And Pearls ツアーのセットリストにも入れられ、新曲として披露されます。また、コンサートではさらに「Thieves In The Temple」の途中にも「It」と共にこの曲の歌詞が一部挿入され、"U seem perplexed I haven't taken u yet..." から始まるヴァースが丸々歌われたりもします。例えば1992年6月24日のロンドンでのコンサートを聴くと、"I got wet dreams comin' out of my ears / I get hard if the wind blows your cologne near me / (but) Baby I can take it!" の歌い方が、「何でこの曲にこの歌詞を挿入するの?」というギャップと相まって馬鹿馬鹿しくて面白いです。この日のコンサートを収録したブートには、Moonraker #098-099: Thunder や、Sabotage #133-134: Theives In The Temple があります。


ミュージックビデオでは、プリンスが女性を別荘に連れ込むシーンがあります。最初、プリンスは女性の手をグイグイ引っ張って歩くのですが、途中で立場が逆になり、女性から壁ドンされてしまいます (笑)。曲は寸劇に挟まれて、1分40秒頃から始まります。


In a word or 2, it's U I wanna do
No, not cha body, your mind U fool
一言で言うならつまり - 僕がしたいのは君なんだ
バカだな肉体じゃなくて心のことさ

Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker

We're all alone in a villa on the Riviera
That's in France on the south side in case U cared
僕らはリヴィエラの別荘で二人きり
場所が気になるというのなら、それはフランスの南部さ

Out of all yo' friends I wanna be the closest
That's why I tell U things so U'll be the mostest
When it comes 2 life, 2 be this man's wife
君の友達全員の中で、僕はいちばん親密な関係になりたい
だから君に話をするんだ - 君が最高の存在になってくれるように
人生でいうならば、僕の妻になってくれるように

U got 2 be well educated on the subject of fights
I mean prevention of
In other words, its R.E.A.L meaning of this thing called love
Are U up on this?
If so, then U can get up off a hug and a kiss
そして争いの分野において深く学んでほしい
その、争いの阻止という分野においてね
言い換えるなら、それは愛と呼ばれるものの真実の意味さ
分かるかい?
ならばハグとキスをして起き上がろう

Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker
Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker

We need 2 talk about things, tell me what cha do
Tell me what cha eat, I might cook 4 u
僕らはもっと色んな話をしなくちゃ - 君の好きなことを教えてよ
君の好きな食べ物を教えてよ - 料理を作ってあげようか?

See it really don't matter cuz it's all about me and u
Ain't no one else around
I'm even with the blindfold, gagged and bound
I don't mind
僕と君の間なんだから構わないさ
他には誰もいないのだから
僕は目隠しや猿ぐつわをされたり縛られたって構わない

See, this ain't about sex
It's all about love being in charge of this life and the next
これはセックスの話じゃないんだ
つまりはこの人生の責任を愛に任せるということ - そして来世のもね

Why all the cosmic talk?
I just want U smarter than I'll ever be
When we take that walk
なぜこんな大袈裟な話をするのかって?
君に僕よりもずっと賢くなってほしいだけさ
僕らが式を挙げる時までにね

Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker
Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker

Horns stand please...
I like it, I like it

U seem perplexed I haven't taken U yet
Can't U see I'm harder than a man can get
I got wet dreams comin' out of my ears
I get hard if the wind blows your cologne near me
僕が抑えていることに戸惑っているみたいだね
だけど僕はどんな男よりも固くなることが出来るんだ
淫らな夢が耳から漏れ出してしまうよ
君のコロンが風で僕の元に運ばれてくるだけで固くなるのさ

But I can take it, cuz I want the whole 9
This ain't about the body, it's about the mind
だけど我慢するよ、僕は全てが欲しいから
肉体のことじゃなくて、心のことさ

Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker
Come here baby, yeah
U sexy motherfxxker

Tommy Barbarella in the house
Scrub the dishes

Come here Tommy, yeah
Sexy, sexy, sexy, sexy

Levi, Levi, fly
I like it, I like it

Sexy motherfxxker shakin' that ass, shakin' that ass, shakin' that ass
Sexy motherfxxker shakin' that ass, shakin' that ass, shakin' that ass

{Tony M のラップ}
Guard your folks who date your daughter
The sexy motherfxxker's so fine I could drink her bathwater
A long-legged 5-foot-8 packing an ass as tight as a grape
I want to spit some game but I said to myself
Hmmm, just conversate
Cuz I'm usually quite the calm one
You never found me out prowling, boy
I'm just havin' fun
But I had 2 change my state of mind for this behind
I bet that if you threw that ass into the air it would turn into sunshine
娘と付き合う奴らに注意を払え
セクシー MF はとびきり素敵だ - オレは彼女のお風呂の水だって飲める
スタイル抜群の 173cm に葡萄の粒のように詰まったヒップ
早く口説きたいところだがオレは一呼吸を置く
フム、まずは会話といこうか
オレは落ち着いた男だから
ガツガツしてるところなんて見せたことがないのさ
オレは余裕のある男だからね
だけどこの娘には心の持ちようを変えざるをえないな
キミがヒップを放り上げたら、それはきっと輝く太陽に変わるだろうね

Sexy motherfxxker shakin' that ass, shakin' that ass, shakin' that ass
Sexy motherfxxker shakin' that ass, shakin' that ass, shakin' that ass

U sexy motherfxxker
Sexy motherfxxker
Sexy motherfxxker

前回は私が持っているヘッドホンやイヤホンの話をしましたが、私には、ヘッドホンやイヤホンの聴き比べをするときにいつも選ぶ曲があります。それが、この「Bob George」(1987年、1994年、Black Album 収録) です。この曲を聴くことで、メインボーカルが発する低音ボイスのパンチの効き具合や、途中で登場する警官の高音ボイスの伸びをチェックします。

というのは冗談で、聴き比べに使うというのは本当ですが、それは私は単にこの曲が大好きなだけです。まあ色々な意味で、これはヘッドホンで聴くのに適した曲です。

この曲が収録されている「Black Album」は、元々は1987年のリリース直前になって、プリンスの独断により発売がキャンセルされた作品です。しかし音源は流出し、「Black Album」は世で最も有名なブートレグのひとつになりました。私は1992年か1993年頃にこれを買いました。私が初めて買ったブートレグです。当時は私が住んでいた盛岡にもブートレグを扱うレコード屋が2つほどあり、値段は4,500円だったのを憶えています。高校生の私にとってこの値段は大金でしたが、「あの Black Album を入手できた!」という喜びはそれを上回るものでした。ただ、このアルバムは、後の契約ゴタゴタ期の1994年にワーナーから突然オフィシャルリリースされ、「あれっ」となりました。

それはそうとして、「Black Album」を入手した当時、雑誌で得た予備知識として、私は「Bob George」がアルバムの代表曲のような扱いで評されていることは知っていましたが、それが具体的にどんな曲かまでは知りませんでした。"天才" あるいは "現代のモーツァルト" と呼ばれるアーティストが作ったアルバムのメインを張る曲です。期待に胸を膨らませ、ワクワクしながら初めて聴いたときの「何だコレ?」という気持ちはどう説明したらいいのでしょうか (笑)。まあ、それが今ではトップ10に選ぶほど好きな曲になるのですから、人生とは分からないものです。


「Bob George」は、プリンスの全作品の中でも、最も教育上よろしくない曲のひとつです。声が加工されたプリンスの一人芝居が繰り広げられる寸劇風の曲となっており、そのプロットはダークで、言葉遣いも罵詈雑言が尽くされています。しかし、それと同時に、最初から最後までユーモアで面白可笑しく仕立て上げられているところもこの曲の大きな特徴です。上手くは訳せませんが、個人的には歌詞は全てが名言だと思います (笑)。それに、メインキャラクターの声だけでも可笑しいのですが、その男はウィッグフェチで、恋人が間違ったウィッグを被ろうとすると慌てて "No, no. No, no. The reddish-brown one" と訂正したり、電話で話すときにいきなり少し丁寧な口調になったり、かと思えばその後ヤカンが沸騰したかのような勢いで "I'll kick your ass... twice!" と罵ったりと、口調の絶妙な変化も面白いです。

ちなみに、歌詞で出てくる TV ディナーとは、日本では馴染みがないのですが、下のような冷凍食品のことらしいです。

tv-dinner

また、曲名の "Bob George" とは、"that skinny motherfxxker with the high voice / あのカン高い声の痩せっぽち" なロックスター (=プリンス) のマネージャーをしている架空の人物です。この名前は、プリンスの実際の元マネージャーである Bob Cavallo と、音楽批評家の Nelson George を組み合わせたものだと言われています。

プリンスは、「Black Album」がこの曲に代表されるようなネガティブな感情を元に作られた作品であることを後悔し、直前でリリースをキャンセルしました。しかし、この曲は当時未発表であるにもかかわらず、Lovesexy Tour のレパートリーに加えられ、コンサートで演奏されています。コンサートでは寸劇のプロットが変更されており、プリンスは警察から逃走を試みるもあっさりと囲まれ、そのまま射たれて曲が終了します。続いて、自身が犯した過ちを償うかのように、コンサート前半の締め括りとして「Anna Stesia」が演奏されます。

prince-bob-george-1
prince-bob-george-2
prince-bob-george-3

Gal
Let me see U dance
おい、踊ってみせてくれ

New coat, huh? / That's nice
Did U buy it? Yeah, right
U seeing that rich motherfxxker again
U know who I'm talking about
That slicked back paddy with all the gold in his mouth
Don't try to play me 4 yesterday's fool
Cuz I'll slap your ass into the middle of next week
I'm sorry baby, that's the rules
新しいコートか? - 似合うじゃないか
自分で買ったのか? ああそうだった
また金持ちのアイツと会ってるんだろう
誰のことか分かってるだろう?
あのオールバックの金歯だよ
俺を昨日のマヌケだと思ってとぼけない方がいいぜ
来週の中頃めがけてお前のケツをひっぱたいてやるからな
悪いね - そういう決まりなんだ

I pay the rent in this raggedy motherfxxker
And all U do is suck up food and heat
Say what? Oh yeah?
4 someone who can't stand them T.V. dinners
U sure eat enough of them motherfxxkers
俺はこのボロ家の家賃を払ってるっていうのに
お前は食べてヌクヌクしてるだけか?
何だって? へえ?
TVディナーには耐えられないって言いながら
よくあれだけ食べるもんだな

Who bought U that diamond ring?
Yeah, right / Since when did U have a job?
U seeing that rich motherfxxker again
What's his name? Bob? / Bob, ain't that a bitch?
What's he do for a living? / Manage rock stars?
Who? / Price? / Ain't that a bitch?
That skinny motherfxxker with the high voice?
そのダイヤモンドの指輪は誰が買ったんだ?
ああそうだった - いつから働き出したんだ?
また金持ちのアイツと会ってるんだろう
そいつの名前は何ていうんだ?ボブ? - ボブ、最低だな
そいつの仕事は? - ロックスターのマネージャー?
誰の? - プリンス? - 最低だな
あのカン高い声の痩せっぽちだろ?

Please, who do I look like baby? / Yesterday's fool?
Don't u know I will kill u now?
U're fxxkin' right / I gotta gun
U think I don't? / Then what's this? / Oh, U quiet now / uh uh!
Little? Yeah, right. It might be little but it's loud
おい、俺が誰に見える? - 昨日のマヌケか?
俺がお前を殺そうとしてるのは分かってるのか?
ご名答 - 俺は銃を持っている
持ってないと思うか? - ならこれは何だ? - おや静かになったな
小さい?そうだな - 小さいが音はデカイぜ

(銃声)
Yeah, right. / Uh uh!
ほらね。だろ?

Now put that suitcase down / And go in there
And put on that new wig I bought U
No, No / No, No / The reddish-brown one
スーツケースを置きな - あっちに行くんだ
俺が買ってやった新しいウィッグを被るんだ
違う違う - それじゃなくて - 赤みがかったブラウンのやつだよ

Bob, ain't that a bitch?
ボブ、最低だな

Oh / Gotcha / Got ya

Hey Bob, if U're out there, let me see U dance
U said u was funky / C'mon, c'mon
ボブ、もしそこに居るなら - 踊ってみせてくれ
お前はファンキーだって言っただろ - ほら、ほら

(サイレン)

Ain't that a bitch? / Bob
最低だな - ボブ

(Come out with your hands up)
I'll kick your ass
(This is your last warning)
Think I won't?
(Oh no! The nigger's got a laser)
(Let's get the hell out of here!)
(手を上げて出てきなさい)
ぶっとばしてやるぜ
(これが最後の警告です)
できないと思うか?
(やばい! 男はレーザーを持っている!)
(退散するぞ!)

(電話)
Is Mr. George home?
Hello, Mr. George?
This is your conscience, motherfxxker
Why don't U leave motherfxxkers alone?
What's wrong with U?
Well, why can't we just dance? / Why can't we just dance?
No, fxxk that, fxxk that / I don't talk about U, I don't talk about U
U little almond-shaped head ass / Who the fxxk do U think this is?
I'll kick your ass... twice!
もしもし、ジョージさんはいますか?
もしもし、ジョージさん?
私はあなたの良心と申します、この野郎
こっちには関わらないでくれるか?
何のつもりだ?
いいから踊ろうじゃないか
違う違う - お前のことじゃない
お前のアーモンドみたいな形の小さな頭で考えな - 俺を誰だと思う?
お前のケツを蹴っとばすぜ… 2回な!

Bob, if U're out there, let me see U dance
U said U were funky, c'mon
ボブ、そこにいるなら踊ってみせてくれよ
お前はファンキーだって言ってただろ、ほら

B-O-B, spell the shit backwards, what's it say
Same motherfxxkin' shit
B-O-B - 逆から書いたら何て読むんだ?
同じじゃねえか

Turn it out
Bob, ain't that a bitch?
さあおしまいだ
ボブ、最低だな

プリンスとヘッドホンに関する記事の最後に、私の持っているヘッドホンやイヤホンの話をします。とりあえず書きましたが、後で画像はネットから引っ張ったのではなく自分のものに置き換えようと思います。

ヘッドホン: ゼンハイザー HD598 (愛称 プリン)

ここまで色々なことを書いてきましたが、実を言うと、私は昨年の夏頃になって、生まれて初めてヘッドホンを買いました。いざプリンスを聴き直し始めたら、やっぱりヘッドホンはどうしても欲しくなって、オープン型ヘッドホンで良さげなものを探した結果、ゼンハイザー (Sennheiser) HD598 という製品を買いました (レビュー数がより多い、中古品ページのリンク)。また、付属ケーブルは 3m と長いので、1.2m の純正ショートケーブル HD5X8-CABLE も一緒に買いました。

せっかく買うならまともなヘッドホンを、ということで HD598 を選んだのですが、真の決め手となったのは、その愛称です。実は、このヘッドホンはその独特な配色の見た目から、「プリン」という愛称で呼ばれているらしいのです。この決定的な理由のため、購入にあたって他の選択肢を考えることはありませんでした。

headphones-hd598

このヘッドホンは、さすがその愛称に恥じず、プリンスの音楽が心に染み入るように響きます。購入してから知ったのですが、このヘッドホンの特徴は、どうやらマイルドな聴き心地の良さにあるようです。「3121」の一部の曲など、サウンドがキツくて少し苦手だった曲も、なるほどこれで聴くとトゲが取れて、心地良く聴くことができます。個人的に、音質には 100% 満足しています。もちろん見た目にも満足しています。これ以上美しいヘッドホンは他には存在しないのではないかとさえ思います。

ちなみに、現在は後継製品のゼンハイザー HD599 が発売されているため、今後、このヘッドホンは新品の入手が難しくなるかもしれません。私は昨年ヨドバシのオンラインショップで購入したのですが、現在ヨドバシでは既に取り扱いが終了しています。ただし、現在 HD598 は少し安くなっており、新品でも2万円代前半の値段で入手できるようです。私が買ったときは、3万円近くが相場でした。

後継の HD599 も同系統の配色ではあるものの、残念ながらプリンっぽさが薄れています。ただ、音質や装着感のみを基準にするならば、新しい製品の方で全く問題ないと思います。

イヤホンいろいろ

ついでなので、イヤホンの話もします。使いたいときにうっかり忘れるのが嫌なので、イヤホンは使用場面毎にいくつかの製品を使っています。

もともと私は、普段の通勤時などは、有線イヤホンの Audio-Technica ATH-CKR5 を使用していました。いつどこで買ったのかも忘れてしまいましたが、5,000円未満の製品です。元々は音楽を聴くことは考えておらず、スマホで海外ドラマなどを見るために買ったものです。CKR シリーズのこれくらいのグレードの製品は丁度良いコンパクトさで、持ちやすい形状で装着もしやすく、個人的に愛着があります。また、Audio-Technica のイヤホンは、イヤパッドがしっかり本体に付いていて、経験上かばんの中に無造作に入れてもイヤパッドが外れることがないところも気に入っています。

しかしプリンスを再び頻繁に聴くようになり、もう少し良いイヤホンがないかと物色し、そして購入したのが、ゼンハイザー IE60 (2万円未満) です。本当はもっと低い予算を考えていたのですが、店頭で試聴して選んだらこれになりました。どんな音楽にも対応できるようなバランスの取れた製品です。発売が2011年と結構古く、音のトレンドが古いというレビューもあるようですが、個人的には音質に関してはかなり満足のいく製品だと思います。ただ、個人的にはひとつ難点があって、これはシュア掛けといって、逆さにして耳にコードを引っ掛けて装着することが想定されたイヤホンです。これは人によってはメリットなのかもしれませんが、外にいるときに咄嗟に着けたり外したりできず、また、持つところの形状が平べったいのが微妙に不便なので、私は基本的に外では使わず家で使用しています。また、耳に引っ掛けるのは面倒なので、私は普通に装着して使っています。

それで結局、現在通勤時などに使っているのは Autio-Technica Sound Reality ATH-CKR70 (1万円未満)です。高級イヤホンと較べたら感動するほど音が良いわけではないのでしょうが、個人的にはこれで特に不満はありません。CKR シリーズはこれよりグレードが高くなると、2万円や4万円と価格が跳ね上がるのと、ややバルキーになってコンパクトさが失われるので、私はこれを使っています。

また、私はずっと、ジムでトレーニングするときは何も聴かない派だったのですが、今年になってトレーニング用に Bluetooth のイヤホンを買いました。私は、TaoTronics の TT-BH07TT-BH16 の2つを持っています。どちらも3,000 円程度のリーズナブルな製品です。この2つは、同じメーカーの製品で、価格帯も同程度であり、レビューを読んでもあまり違いが分からないのですが、実際に比較すると使用感も音質も大きく異なります。TT-BH07 のケーブルは、いわゆる平べったいきしめんケーブルなのですが、これが割と摩擦の大きな素材で、装着しているとどこかしら引っ掛かる感じがあり少々気になります。また、音質も軽くて安っぽいです。モノとしての扱いやすさも、音も、断然 TT-BH16 の方が良いと思います。ただし、TT-BH16 の音は値段相応で濁って潰れた感じがします。

それぞれのイヤホンを印象で格付けすると、次のような感じです。結局のところ、プリンスの場合、イヤホンで聴くことそれ自体に十分な意味があるので、私はあまり音質にこだわりは持っていません。それよりも、イヤホンは使いたいときに忘れずにそこにあることが重要なので、使用場面毎に決めた場所に置いておいて、どれも日常的に使っています。

TaoTronics TT-BH07 / 3,000円弱 / Bluetooth
ちょっとした小川のせせらぎに棲むカワニナ。小粒だがそれなりに音はクリア。休日のジムで使用。
TaoTronics TT-BH16 / 3,000円前後 / Bluetooth
田んぼに棲むタニシ。音が濁っているが、存在感はある。平日のジムで使用。
Autio-Technica ATH-CKR70 / 10,000円未満 / 有線
サイゼリヤのエスカルゴ。個人的には十分満足。値段に抵抗があれば5,000円未満の CKR5 (後継: CKR50) でも OK。普段の通勤時など、最もよく使用。
Sennheiser IE60 / 20,000円未満 / 有線
炊きたてのご飯。粒が艶やかに立っていて、クセがなく飽きずに食べられる。家で使用。

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